哺乳瓶でミルクを飲むのはいつまでなのかな~。
赤ちゃんは生まれたときから、毎日哺乳瓶を使ってミルクを飲んでいます。
「いつまで哺乳瓶でミルクをあげていいの?」と、疑問や不安に思うママも多いのではないでしょうか?
哺乳瓶でミルクを飲むのは、1歳~1歳半頃を目安に卒業するのがおすすめです。
赤ちゃんの成長には個人差があるので、タイミングを見極めてミルクを飲むのを卒業しましょう。
哺乳瓶でミルクを飲み続けてしまうと、虫歯などのリスクにつながってしまうこともありますよ。
この記事では赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲む期間や、いつまで哺乳瓶で飲むかを見極めるタイミング、上手に卒業する方法やリスクを紹介します。
適切な方法を知れば、ママや赤ちゃんにとってベストなタイミングで卒業できますよ♪
哺乳瓶でミルクを飲むのはいつまで?理由と3つのリスク
哺乳瓶でミルクを飲むのは1歳~1歳半頃までを目安にした方がいいでしょう。
1歳半頃までに哺乳瓶でミルクをあげるのをやめさせた方がいい理由は3つあります。
哺乳瓶でミルクをあげ続けてしまうと、お口の健康に悪影響が出てしまう可能性もありますよ。
いくらリスクが心配といっても、あまりにも早く卒業させて十分に栄養を摂取できずに、赤ちゃんが健康を損なってしまっては意味がありませんよね。
1歳頃になると、1日3回離乳食を食べるようになり、離乳食で必要な栄養が摂れるようになります。
1日3回の離乳食をしっかり食べられるようになっていることと、哺乳瓶以外で水分がちゃんと取れているということが卒業の条件です。
赤ちゃんの離乳食の進み具合もしっかりとチェックしましょう。
赤ちゃんの様子を見ながら、哺乳瓶を1歳半頃までにやめさせた方がいい3つの理由について、それぞれ詳しく紹介します♪
虫歯の原因になる
乳歯は永久歯にくらべてやわらかいので虫歯になりやすいといわれてます。
哺乳瓶を使うと飲み物をこぼさずにあげることができ、赤ちゃんを寝かしつけるときにも便利ですよね♪
哺乳瓶を使ってミルクやジュースなど糖分のある飲み物をダラダラとあげるのは、虫歯ができるリスクが高くなります。
ストローやコップを使って飲んだときより長い時間、糖分が口の中に残るので虫歯になりやすいのです。
特に虫歯になりやすいのは睡眠中で、寝かしつけの時に哺乳瓶でミルクをあげるのは歯に大きな悪影響を与えてしまいます。
食事のカスが歯の表面に残ってしまっている状態でミルクを飲み、歯磨きをしないまま寝てしまうと虫歯になってしまいます。
離乳食が始まってからは歯の表面をきれいにしたり、歯を磨いてあげたりしましょう。
寝かしつけの際に哺乳瓶でミルクをあげている場合は注意が必要です。
入眠儀式として哺乳瓶を使っている場合は、中身を水やお茶に変えれば虫歯のリスクを減らすことができますよ♪
歯並びが悪くなる
哺乳瓶を長く使っていると、歯並びに影響が出てくる可能性があるので注意が必要です。
哺乳瓶の飲み口はシリコンで作られているので、軽くくわえただけで簡単に中身がでてきます。
舌もほとんど動かさずに飲めるので、舌がアゴの下に落ち込んでしまいます。
そうなると上アゴを内側から押す力が弱くなり、上の前歯の歯並びが悪くなりやすいです。
歯並びを悪くしないためにも、適切な時期に哺乳瓶を卒業することが大切です。
正しい咀嚼(そしゃく)が身につかない
哺乳瓶でミルクをあげる場合、母乳の時より咀嚼する力が育たない可能性があります。
哺乳瓶でミルクを飲むときは、唇でぎゅっと押せば簡単に中からミルクが出てきます。
しっかり吸わないと飲めない母乳のときと違って口の周りの筋肉が発達しづらく、「正しい咀嚼が身につかない」ということがあります。
口の周りの筋肉を鍛えるには、ストローを使って飲んだり、スプーンでしっかり水分などを取れるようになることが重要です。
ストローやスプーンを使えるようになると、口の周りの筋肉も鍛えられるようになりますよ♪
リスクを考えたら、1歳~1歳半頃までに卒業した方がいいですね
もちろん哺乳瓶を使うのが悪いということではありません。
しっかりリスクを理解していないと赤ちゃんの歯や成長面で取り返しのつかないことになってしまうかも…。
赤ちゃんのためにも1歳半頃を目安に哺乳瓶でミルクを飲むのを卒業させると、赤ちゃんにもいい影響がありますよ♪
哺乳瓶でミルクを飲むのを卒業するためのおすすめの方法3つ
どうやって哺乳瓶でミルクをあげるのを卒業させればいいんだろう?
哺乳瓶を上手に卒業するためには「哺乳瓶でミルクをあげる回数を減らす」などの3つの方法があります。
間違った方法で哺乳瓶を取り上げてしまうと、逆に赤ちゃんがストレスを感じたり健康を損なったりしてしまう場合もあるため注意が必要です。
上手な卒業方法で、赤ちゃんにストレスなく哺乳瓶を卒業してもらいましょう。
哺乳瓶を上手に卒業する3つの方法について詳しくご紹介します。
哺乳瓶でミルクを飲む回数を減らす
離乳食が1日3回になったらミルクの量や回数を減らしていってみましょう。
赤ちゃんが1日3回の離乳食がしっかり食べられ、食事から必要な栄養が取れるようになったタイミングで哺乳瓶でのミルクをやめる人は少なくありません。
もちろん、1日3回の離乳食を始めたからといって、すぐにミルクをやめる必要はありません。
急に哺乳瓶でミルクを飲むのをやめてしまうと、栄養が十分にとれているか心配になりますよね。
離乳食が1日3回になっても最初のうちはしっかりミルクをあげてください。
哺乳瓶を卒業するためには、食べることが楽しいと感じることが大切なので、食べることに興味を持たせましょう。
手づかみ食べなどを工夫をして、おなかいっぱい食べるられるようになると、自然にミルクの量は減っていきますよ♪
離乳食をしっかり食べるようになったら、食後のミルクを無しにしておやつのときにだけあげるなどしてみましょう。
また、空腹のときや水分補給などのためにミルクをあげている場合には、数回に1度は白湯や麦茶などに置き換えてみるもおすすめです。
哺乳瓶の卒業を赤ちゃんに言い聞かせる
「今日で哺乳瓶とバイバイしようね」などと赤ちゃんに話かけながら、哺乳瓶をしまったり捨てたりしてみましょう。
そのほかにも「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、もうおしまいね」など優しく言い聞かせてみたら効果があったなどという声もあります。
ある程度言葉が理解できて、お話することができるなら、効果が期待できる可能性がありますよ♪
卒業するときは「やめてみようね~」など本人に声かけしながら徐々にならしていきましょう。
まだお話の内容が理解できない子でも、ママの気持ちをしっかり伝えてみましょう。
泣いたり、ぐずったりしたとしても3、4日くらいで忘れてくれることが多いです。
焦らずゆっくり時間をかけて言い聞かせてみましょう。
寝る前に飲むミルクをやめる
寝る前のミルクをやめるためには絵本を読み聞かせたり、昼間たくさん遊んであげたりしましょう。
寝る前にミルクを飲むと虫歯になる可能性があります。
寝る前にミルクをあげるのが習慣になっている場合はやめさせるようにしましょう。
哺乳瓶に気が向かないように、日中たくさん遊んで赤ちゃんの気を紛らわせるのも効果的です。
特に哺乳瓶がないと眠れないという赤ちゃんは、目一杯遊んで疲れてもらいましょう。
疲れていれば入眠もスムーズになるので、寝かしつけが簡単になるかもしれませんね。
スムーズに寝れるように入眠儀式を作りミルク以外で眠れるような環境を作ってあげることが大切です。
静かな音楽をかけたり、抱っこやおんぶをしたりして、ママと赤ちゃんにあった入眠方法を探してみましょう。
寝る前にミルクをあげることでぐっすり寝ていた赤ちゃんを、ミルク以外で寝かしつけるのはとても大変です。
ミルク以外の寝かしつけを、しっかり毎日続けることで、赤ちゃんにあったやり方がきっと定着していきますよ♪
ここで泣いてかわいそうだからと哺乳瓶でミルクをあげてしまっては、哺乳瓶の卒業がうまく進みません。
また、途中で中止するとせっかく頑張った数日間が無駄になってしまい、哺乳瓶への執着が強くなって卒業が難しくなる場合もあります。
ママも心を鬼にして、最後までやり遂げることも大切ですね。
哺乳瓶でミルクを飲むのをやめる適切な3つのタイミング
いつ哺乳瓶でミルクを飲むのをやめさせればいいの?
哺乳瓶をやめるためには、「離乳食で栄養がとれるようになった」など適切なタイミングが3つあります。
離乳食を1日3回しっかり食べられるようになったら、哺乳瓶の卒業を考えましょう。
また食事のときに、ストローマグやコップを使えるようになったタイミングで卒業という声も多いようです。
哺乳瓶でミルクを飲むのをやめる3つのタイミングについて、詳しく紹介します。
離乳食が3回になって栄養がとれるようになった
赤ちゃんに必要な栄養の大部分を離乳食でとれるようになったら止め時!
生後9か月を過ぎる頃には赤ちゃんの離乳食も1日3回になり、食べる量も増えてきます。
体に必要なエネルギーや栄養素も食事から摂取できるようになってくるので、基本的にはミルクを飲む必要がなくなってきます。
ただし1日3回しっかりと離乳食が食べられるのが条件です。
ミルクを飲む回数が減ってきた
離乳食が1日3回になり、ミルクの回数が減ってきたときもやめるタイミングです。
離乳食が1日3回になり、離乳食を食べる量が増えてくるとお腹がいっぱいになりミルクを飲む回数が減ってきます。
また9ヶ月頃からはミルクからフォローアップミルクへ切り替える人が多いようです。
フォローアップミルクは、離乳食がメインになってきた赤ちゃんの栄養を補うものです。
哺乳瓶であげなくてはいけないものではないので、この時期を機に哺乳瓶でミルクを飲むのを卒業する子も多いようですね。
離乳食やおやつをしっかり食べれていれば、ミルクをやめても大丈夫なサインですよ♪
ストローマグやコップで飲めるようになってきた
哺乳瓶以外で水分がとれるようになってきたときも、やめるタイミングとしては適切です!
9か月頃になったら、少しずつストローマグやコップを使って、飲み物が飲めるように練習しましょう。
ストローマグやコップをつかって飲み物を飲めるようになると、哺乳瓶を使う回数も少しずつ減ってきます。
お茶やお水、ジュースなどをストローマグやコップにいれて飲むようにしましょう。
ストローマグやコップを使って上手に飲み物が飲めたときは、たくさんほめてあげると赤ちゃんもやる気になってくれますよ♪
まとめ
・哺乳瓶でミルクをあげるのは1歳~1歳半頃までを目安に卒業させるのがおすすめ
・哺乳瓶でミルクをあげ続けると「虫歯や歯並び」など3つのリスクがある
・哺乳瓶を上手に卒業するためには「哺乳瓶でミルクをあげる回数を減らす」などの3つの方法がある
・哺乳瓶は「離乳食を1日3回食べるようになった」などやめさせるタイミングが3つある
ほとんどの赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲むと思います。
哺乳瓶でミルクを飲むのをやめるタイミングは赤ちゃんによってそれぞれですが、時期になったら自然と哺乳瓶から離れていく子がほとんどです。
無理に取りあげてやめさせる必要は全くありませんが、リスクなどを考えて1歳半頃までを目安に卒業することをおすすめします。
ベストなタイミングで上手に卒業させてあげてママも赤ちゃんもストレスなく過ごしていきましょう♪
コメント